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4月24日14時更新
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【4月24日更新】
 2017年のさくらは、関東より西で遅め、関東は平年並み、東北・北海道で早めでしょう。
 前回4月20日の発表と比べて、道北・道東での低温の影響が小さいとみられるため、予想が早くなっています。

 今年は、関東から西で暖冬傾向だったため、休眠打破は鈍く、花芽の成長はやや遅れ気味になっていたとみられます。この遅れの効果は西ほど強くなります。
 2月の気温は、関東より西の地域で低めとなりましたが、そのほかの地域は平年よりも高めでした。3月は北海道をのぞいて気温が低めとなりましたが、4月に入ってからは気温が高い日が続いています。
 このため、東海から西では暖冬による成長の遅れと2月・3月の低温の影響で、平年より遅い所が多くなりました。特に九州は暖冬の影響が大きいため、福岡を除いて大幅に遅くなりました。
 関東は2月にたびたび強い南風が吹いて気温が上がったことなどからほぼ平年並み、北日本は暖冬の影響がほとんどなく2月以降の気温を平均するとやや高めとなるため、開花は平年より早くなっています。

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各地の開花・満開予想日
関東甲信
地点 開花日 満開日
水戸 4/3 4/10
宇都宮 4/3 4/9
前橋 4/2 4/7
熊谷 3/28 4/7
東京 3/21 4/2
銚子 4/1 4/10
横浜 3/25 4/6
長野 4/14 4/17
甲府 3/30 4/9
東海・北陸
地点 開花日 満開日
静岡 4/2 4/12
名古屋 3/28 4/6
岐阜 3/28 4/4
4/3 4/5
新潟 4/8 4/13
富山 4/5 4/8
金沢 4/4 4/8
福井 4/5 4/7
近畿
地点 開花日 満開日
彦根 4/5 4/9
京都 3/31 4/7
大阪 3/30 4/6
神戸 4/3 4/10
奈良 4/3 4/8
和歌山 3/30 4/7
中国・四国
地点 開花日 満開日
岡山 4/1 4/7
広島 3/27 4/7
松江 4/1 4/7
鳥取 4/2 4/7
高松 4/2 4/8
徳島 4/3 4/10
松山 3/30 4/8
高知 3/29 4/6
下関 3/29 4/7

九州
地点 開花日 満開日
福岡 3/25 4/5
大分 4/4 4/13
長崎 3/30 4/7
佐賀 3/30 4/8
熊本 4/1 4/8
宮崎 4/2 4/9
鹿児島 4/5 4/15
奄美・沖縄
地点 開花日 満開日
名瀬 1/31 2/13
那覇 1/14 2/8
南大東島 1/27 2/14
宮古島 1/30 2/27
石垣島 1/25 2/19
◇背景が濃いところは、既に開花
または満開になった地点です。
◆沖縄・奄美はヒカンザクラで、
予想の対象ではありません。
東北
地点 開花日 満開日
青森 4/17 4/21
秋田 4/16 4/19
盛岡 4/17 4/24
仙台 4/7 4/13
山形 4/14 4/17
福島 4/8 4/12
◆稚内・旭川・網走・帯広・釧路
  はエゾヤマザクラ。
北海道
地点 開花日 満開日
札幌 4/28 5/2
稚内 5/11 5/15
旭川 5/3 5/6
網走 5/8 5/12
釧路 5/15 5/19
帯広 4/30 5/3
室蘭 5/2 5/6
函館 4/26 4/30

さくら開花・満開予想について

2017年・発表スケジュール

  • 第1回 1/24(火)九州~関東・北陸(新潟・長野除く)
  • 第2回 2/ 2(木)新潟・長野・東北南部 予想開始
  • 第3回 2/16(木)東北北部 予想開始
  • 第4回 2/23(木)北海道 予想開始
3/2(木)以降、実況は毎日、予想は毎週月・木に更新
※ 発表開始日は、3か月で確実に満開になるように決めています。

対象地点など

 予想対象は、気象庁の標本木です。各気象台内や、その周辺にあります。
 今年も桜の観測が続けられる58地点のうち、奄美・沖縄地方を除いた53地点について、予想を発表しています。

開花・満開の定義

 開花:標本木で5〜6輪以上の花が開いた状態
 満開:標本木で80%以上のつぼみが開いた状態
 それぞれの状態となる最初の日を開花日、満開日として予想します。(気象庁の生物季節観測の基準と同様)

開花・満開予想の算出手法

 桜(ソメイヨシノ)の開花・満開は、気温に大きく左右されます。
 気温と開花日の関係については、青野ら(1990,2003)を参考とし、近年の傾向に合うよう、最新のデータで推計しなおし、調整しました。
 気温と満開日の関係については、上記の開花日との関係をベースに、朝倉ら(2009)や永田洋ら(2010)を参考にして、推計しました。
 予想気温については、週間予報・1か月予報アンサンブル・3か月予報を独自に解析し、統計処理を加えて地点ごとに算出。
 これをベースに近年の傾向や自己相関などの気温の特性を考慮して、各地点10000通りの気温推移をシミュレーション。
 これを、上記のさくら開花・満開日推定式を使って10000通りの開花・満開日に変換し、開花確率グラフを作成しています。
 開花・満開予想日は、この10000通りの開花・満開日の平均としています。

参考文献

  • 青野靖之・小元敬男(1990)「チルユニットを用いた温度変換日数によるソメイヨシノの開花日の推定」農業気象,45,243-249
  • 青野靖之・守屋千晶(2003)「休眠解除を考慮したソメイヨシノの開花日推定モデルの一般化」農業気象,59,165-177
  • 朝倉利員・弦間洋(2009)「広範囲に適用できるサクラの新しい満開予測法」日本気象学会平成21年春予稿集
  • 大谷義夫(2006)「気象生態反応に基づくニホンナシの開花予測」栃木農試研報,No58,7-16
  • 気象庁(1996)「新しいサクラの開花予想」気象庁解説資料第24号
  • 永田洋ら編(2010)『さくら百科』丸善
  • 渡辺正太郎・増田雅昭(2012)「長期予報を活かした独自さくら開花予想」天気2012年6月号,10-11
さくら写真 さくら写真 さくら写真

Photo by Kazuya Takahashi


2016予想結果
昨年の予想に関する全国検証データ

昨年のさくら開花・満開
昨年の開花・満開日 from 気象人