さくら開花予想2025

　今年のさくらは、関東から西では平年並みかやや早め、北日本では早くなりそうです。

　今年の冬は、12月から1月前半にかけて寒気の流れ込みが多く、平年並みかやや低めの近年としては寒い冬となりました。このため、休眠打破は平年並みで近年としては強めとみられます。
　1月後半は暖かい日が続いていますが、2月は西日本を中心にやや低くなる所もありそうです。一方、3月は再び気温が高めの予想となっています。このため、関東から西の地域では極端に早い開花とはならず、平年並みかやや早めの開花となるところが多くなりそうです。
　東北北部から北海道は、1月以降の気温の高さがそのまま早い開花につながるため、特に北海道で早くなるとみられ、平年より1週間ほど早い予想となっています。

　今年の北海道のさくらは、平年より1週間ほど早い開花となりそうです。
　北海道は、冬が暖冬か寒冬かによって花芽の成長へ影響が出ることはありません。
　1月後半の気温がかなり高く、このあと4月にかけても気温が高い日が多くなる予想のため、さくらの開花も平年よりかなり早くなる見込みです。

　今年の東北のさくらは、平年より4日ほど早いところが多くなりそうです。

　東北南部は、冬の寒さの影響がある地域ですが、それほど大きくありません。4月にかけては期間を通した気温は高めとなりそうなので、平年より早い開花となりそうです。

　今年の関東のさくらは、平年より2〜3日ほど早いところが多くなりそうです。

　この冬は12月から1月前半はしっかり寒くなったため、休眠打破は平年並みで近年としては強めとみられます。
　1月後半は暖かい日が続いていますが、2月はいったん平年並みに戻る時期もありそうです。一方、3月は再び気温が高めの予想となっています。このため、極端に早い開花とはならないものの、平年よりやや早めの開花となるところが多くなりそうです。

　今年の東海・北陸のさくらは、平年並みかやや早いところが多くなりそうです。

　この冬は12月から1月前半はしっかり寒くなったため、休眠打破は平年並みで近年としては強めとみられます。
　1月後半は暖かい日が続いていますが、2月はいったん平年並みに戻る時期もありそうです。一方、3月は再び気温が高めの予想となっています。このため、極端に早い開花とはならないものの、平年並みかやや早めの開花となるところが多くなりそうです。

　今年の近畿のさくらは、平年並みかやや早いところが多くなりそうです。

　この冬は12月から1月前半はしっかり寒くなったため、休眠打破は平年並みで近年としては強めとみられます。
　1月後半は暖かい日が続いていますが、2月はいったんやや低くなる時期もありそうです。一方、3月は再び気温が高めの予想となっています。このため、極端に早い開花とはならないものの、平年並みかやや早めの開花となるところが多くなりそうです。

　今年の中国・四国のさくらは、平年より2〜3日ほど早いところが多くなりそうです。

　この冬は12月から1月前半はしっかり寒くなったため、休眠打破は平年並みで近年としては強めとみられます。
　1月後半は暖かい日が続いていますが、2月はいったんやや低くなる時期もありそうです。一方、3月は再び気温が高めの予想となっています。このため、極端に早い開花とはならないものの、平年よりやや早めの開花となるところが多くなりそうです。

　今年の九州のさくら開花は、平年より3〜4日ほど早いところが多くなりそうです。

　この冬は12月から1月前半はしっかり寒くなったため、休眠打破は平年並みで近年としては強めとみられます。
　1月後半は暖かい日が続いていますが、2月はいったんやや低くなる時期もありそうです。一方、3月は再び気温が高めの予想となっています。九州は温暖な地域のため、休眠打破が強めなことによる影響が大きくなります。このため、平年より早めの開花となるところが多くなりそうです。

　今年のヒカンザクラ（現地ではカンヒザクラ）は、1/5に那覇で平年より早い開花となりましたが、そのほかは各地でだいたい平年並みの開花となっています。
　沖縄の場合、暖かさは十分にある一方、寒さが足りない年は花芽が休眠から覚めず、開花が遅れてしまいます。つまり、開花には「寒さ」が必要ということです。今シーズンは12月後半の強い寒気で、やや早めに休眠から目覚めて早く咲いたとみられます。