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2月8日15時更新
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【2月8日更新】
 2018年のさくらは、平年並みの所が多くなりそうです。近年ではやや遅めの開花ということになります。ただし、九州や四国と北海道では平年より早めの開花となる地域もありそうです。前回の予想より、西日本でやや早まりました。

 今年の冬は、寒気が日本付近に流れ込みやすく、寒い日が続きました。このため、休眠打破は順調に進んでいて、花芽の成長は早まっていると考えられます。この影響は暖かい地域ほど強くなります。
 2月の前半までは非常に厳しい寒さとなりましたが、2月の後半になると寒気の影響が弱まり特に西日本で暖かい日が増えてきます。3月は寒の戻りもあり、平年よりは寒い日が多くなると考えられます。
 このため関東から西では、寒冬による開花を早める効果と、1月下旬以降も寒い日が多く開花が遅れる効果が打ち消し合い、ほぼ平年並みの開花となりそうです。九州や四国では休眠打破の影響が大きく2月下旬の気温も高いため、平年より早い開花となりそうです。
 北海道は、3月と4月を中心に気温がやや高めとなる見込みなので、平年よりもやや早い開花となりそうです。

各地の開花・満開予想日
関東甲信
地点 開花日 満開日
水戸 4/1 4/8
宇都宮 4/1 4/7
前橋 3/31 4/7
熊谷 3/28 4/4
東京 3/27 4/3
銚子 3/29 4/5
横浜 3/26 4/2
長野 4/14 4/18
甲府 3/28 4/3
東海・北陸
地点 開花日 満開日
静岡 3/24 4/1
名古屋 3/27 4/3
岐阜 3/28 4/4
3/30 4/4
新潟 4/11 4/16
富山 4/6 4/11
金沢 4/4 4/9
福井 4/4 4/9
近畿
地点 開花日 満開日
彦根 4/3 4/9
京都 3/29 4/5
大阪 3/28 4/4
神戸 3/30 4/6
奈良 3/31 4/6
和歌山 3/25 4/2
中国・四国
地点 開花日 満開日
岡山 3/29 4/4
広島 3/28 4/4
松江 4/2 4/9
鳥取 4/2 4/7
高松 3/27 4/3
徳島 3/28 4/3
松山 3/25 4/2
高知 3/19 3/26
下関 3/25 4/2

九州
地点 開花日 満開日
福岡 3/23 3/30
大分 3/25 4/2
長崎 3/22 3/31
佐賀 3/24 4/1
熊本 3/22 3/30
宮崎 3/21 3/31
鹿児島 3/23 3/31
奄美・沖縄
地点 開花日 満開日
名瀬 1/22 2/5
那覇 1/10 1/30
南大東島 1/7 1/29
宮古島 1/23 2/8
石垣島 1/19 2/7
◇背景が濃いところは、既に開花
または満開になった地点です。
◆沖縄・奄美はヒカンザクラで、
予想の対象ではありません。
東北
地点 開花日 満開日
青森 4/23 4/28
秋田 4/18 4/22
盛岡 4/21 4/25
仙台 4/11 4/16
山形 4/15 4/19
福島 4/9 4/13
◆稚内・旭川・網走・帯広・釧路
  はエゾヤマザクラ。
北海道
地点 開花日 満開日
札幌 5/1 5/5
稚内 5/12 5/15
旭川 5/5 5/7
網走 5/10 5/12
釧路 5/16 5/19
帯広 5/3 5/5
室蘭 5/5 5/10
函館 4/30 5/3

さくら開花・満開予想について

2018年・発表スケジュール

2018年より、九州から北海道まで全国のさくら開花予想を一斉に発表致します。

  • 第1回 1/25(木)
  • 第2回 2/ 8(木)
  • 第3回 2/22(木)
  • 第4回 3/ 1(木)
3/5(月)以降、実況は毎日、予想は毎週月・木に更新

対象地点など

 予想対象は、気象庁の標本木です。各気象台内や、その周辺にあります。
 今年も桜の観測が続けられる58地点のうち、奄美・沖縄地方を除いた53地点について、予想を発表しています。

開花・満開の定義

 開花:標本木で5〜6輪以上の花が開いた状態
 満開:標本木で80%以上のつぼみが開いた状態
 それぞれの状態となる最初の日を開花日、満開日として予想します。(気象庁の生物季節観測の基準と同様)

開花・満開予想の算出手法

 桜(ソメイヨシノ)の開花・満開は、気温に大きく左右されます。
 気温と開花日の関係については、青野ら(1990,2003)を参考とし、近年の傾向に合うよう、最新のデータで推計しなおし、調整しました。
 気温と満開日の関係については、上記の開花日との関係をベースに、朝倉ら(2009)や永田洋ら(2010)を参考にして、推計しました。
 予想気温については、週間予報・1か月予報アンサンブル・3か月予報を独自に解析し、統計処理を加えて地点ごとに算出。
 これをベースに近年の傾向や自己相関などの気温の特性を考慮して、各地点10000通りの気温推移をシミュレーション。
 これを、上記のさくら開花・満開日推定式を使って10000通りの開花・満開日に変換し、開花確率グラフを作成しています。
 開花・満開予想日は、この10000通りの開花・満開日の平均としています。

参考文献

  • 青野靖之・小元敬男(1990)「チルユニットを用いた温度変換日数によるソメイヨシノの開花日の推定」農業気象,45,243-249
  • 青野靖之・守屋千晶(2003)「休眠解除を考慮したソメイヨシノの開花日推定モデルの一般化」農業気象,59,165-177
  • 朝倉利員・弦間洋(2009)「広範囲に適用できるサクラの新しい満開予測法」日本気象学会平成21年春予稿集
  • 大谷義夫(2006)「気象生態反応に基づくニホンナシの開花予測」栃木農試研報,No58,7-16
  • 気象庁(1996)「新しいサクラの開花予想」気象庁解説資料第24号
  • 永田洋ら編(2010)『さくら百科』丸善
  • 渡辺正太郎・増田雅昭(2012)「長期予報を活かした独自さくら開花予想」天気2012年6月号,10-11
さくら写真 さくら写真 さくら写真

Photo by Kazuya Takahashi


2017予想結果
昨年の予想に関する全国検証データ

昨年のさくら開花・満開
昨年の開花・満開日 from 気象人