さくら開花予想2024

　関東から西の平地ではシーズンが終わり、見頃は標高の高い地域や東北北部へと移っています。
　今年のさくらは、関東から西では平年より遅くなった地点が多くなりました。3月の気温の上がりが鈍かったため、予想より遅くなりました。北日本では平年より早くなりそうです。

　今年の冬は、寒気が流れ込む回数が少なく長続きもしない、暖冬となりました。このため、休眠打破は弱かったとみられます。
　2月はかなり暖かい日が多くなりましたが、3月のはじめにかけて長めの寒の戻りがありました。3月中旬は暖かくなりましたが予想ほどではなかったため、花芽の成長が遅れたとみられます。
　この先、気温はかなり高めで推移する予想で、北海道は平年より大幅に早くなりそうです。

　今年の北海道のさくらは、平年より10日ほど早い開花となりそうです。

　北海道は、冬が暖冬か寒冬かによって花芽の成長へ影響が出ることはありません。
　この先、気温はかなり高めで推移する予想で、さくらの開花も平年より早くなる見込みです。

　今年の東北のさくらは、平年より5日から10日ほど早いところが多くなっています。見頃は標高の高い地域や東北北部へと移っています。

　東北南部は、冬の寒さの影響がある地域で、今シーズンの休眠打破は弱めの地域もありますが、影響はそれほど大きくありません。4月にかけては期間を通した気温は高くなっているため、平年より早い開花となっています。

　今年の関東のさくらは、南部を中心に平年より遅くなりました。3月の気温の上がりが鈍かったため、予想より遅くなりました。平野部はシーズンが終わり、見頃は標高の高い地域へと移っています。

　暖冬の影響で、休眠打破は弱い地域が多かったと考えられます。特に南部では記録的に休眠打破が弱かったとみられます。
　2月はかなり暖かい日が多くなりましたが、3月のはじめにかけて長めの寒の戻りがありました。3月中旬は暖かくなりましたが予想ほどではなかったため、南部を中心に花芽の成長が遅れました。

　今年は、東海で平年より遅め、北陸でほぼ平年並みかとなりました。3月の気温の上がりが鈍かったため、これまでの予想より遅れました。平野部はシーズンが終わり、見頃は標高の高い地域へと移っています。

　暖冬の影響で、休眠打破は弱い地域が多かったとみられます。
　2月はかなり暖かい日が多くなりましたが、3月のはじめにかけて長めの寒の戻りがありました。3月中旬は暖かくなりましたが予想ほどではなかったため、東海を中心に花芽の成長が遅れました。

　今年の近畿のさくらは、平年より遅くなりました。3月の気温の上がりが鈍かったため、これまでの予想より遅れてました。

　暖冬の影響で、休眠打破は弱い地域が多かったとみられます。
　2月はかなり暖かい日が多くなりましたが、3月のはじめにかけて長めの寒の戻りがありました。3月中旬は暖かくなりましたが予想ほどではなかったため、花芽の成長が遅れました。

　今年の中国・四国のさくらは、平年並みかやや遅めとなりました。3月の気温の上がりが鈍かったため、予想より遅くなりました。

　暖冬の影響で、休眠打破は弱い地域が多かったとみられます。
　2月はかなり暖かい日が多くなりましたが、3月のはじめにかけて長めの寒の戻りがありました。3月中旬は暖かくなりましたが予想ほどではなかったため、花芽の成長が遅れました。

　今年の九州のさくら開花は、平年より5日ほど遅くなりました。3月の気温の上がりが鈍かったため、予想より遅くなりました。

　九州は暖冬の影響が大きく、休眠打破はかなり弱い地域が多かったとみられます。
　2月はかなり暖かい日が多くなりましたが、3月のはじめにかけて長めの寒の戻りがありました。3月中旬は暖かくなりましたが予想ほどではなかったため、花芽の成長が遅れました。

　今年のヒカンザクラ（現地ではカンヒザクラ）は、1/5に宮古島で開花し、各地で平年より早めの開花となりました。
　沖縄の場合、暖かさは十分にある一方、寒さが足りない年は花芽が休眠から覚めず、開花が遅れてしまいます。つまり、開花には「寒さ」が必要ということです。今シーズンは12月の半ばに強い寒気が流れ込んだため、休眠から目覚めて早く咲いたとみられます。
　一方、石垣島や南大東島では遅い開花となりました。